スマホ画面をスクロールする手を止めさせるための攻防は、年々苛烈さを増している。TikTokやYouTube Shortのアルゴリズムは、冒頭1秒の視覚的フックを強烈に評価する。その結果、本来のスイング技術やギアの解説ではなく、タイトなウェアの強調や胸元・腰回りのカメラアングルに焦点を当てた動画が意図的に拡散される構造が出来上がった。
都内のIT企業でSNSマーケティングを担当する30代男性は、裏事情をこう明かす。「正直に言えば、正当なレッスン動画よりもサムネイルやアングルで性的要素を漂わせた動画の方が、クリック率(CTR)も視聴維持率も桁違いに高い。アルゴリズムがそれを好む以上、制作側もエスカレートせざるを得ないのが2026年のリアルです」。結果として、タイムラインにはゴルフの皮を被ったエンタメ動画が溢れかえることになった。