シーズン1から圧倒的な人気を誇るダリル・ディクソン。最終シーズンにおける彼の変化は、長年彼を見守ってきたファンにとって最も胸を熱くさせる要素だった。かつて誰にも心を開かなかった一匹狼が、姿を消したリックとミショーンに代わり、ジュディスとRJを守る「保護者」としての重責を担う。
クロスボウを手にウォーカーを薙ぎ払う圧倒的な強さは健在だが、幼い子供たちを抱きしめるその眼差しには、優しさと悲壮な覚悟が宿っていた。コモンウェルスの暴走を止めるべく立ち上がった彼の叫びは、暴力に頼ってきたこれまでの生き方からの決別でもあった。このドラマチックな精神的成長が、フランスへと舞台を移す『ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン』の深遠な物語へと見事に繋がっていく。