セットリストのクライマックス、デビュー曲「Everybody Go」のイントロが流れた瞬間、ドームの空気密度が一変した。赤く染まったペンライトの海の中、果敢に前を見据えて歌い上げる姿は、デビュー当時の初期衝動をそのままに、積み重ねた経験という重厚な深みを纏っている。
続く「SHE! HER! HER!」では、会場全体を巻き込む大合唱が巻き起こった。過去の代表曲をただの「懐かしさ」として消費させるのではなく、2026年現在の彼らのアレンジとボーカル表現によって、最新のキラーチューンへと再構築してみせる強靭な音楽的底力がそこにはあった。