彼女の原点を振り返る上で、仮面女子(アーマーガールズ)時代の泥臭い現場主義は外せない。アサルトリフルを手にステージを走り回り、デスボイスを響かせる姿は、当時のアイドルシーンにおいても異彩を放っていた。型にはまらない言動、突拍子もないパフォーマンス。しかしその裏には、泥をすするような下積みを耐え抜く執念があった。
グループ卒業後、多くのアイドルが業界から姿を消すか、従来の「タレント」の枠に収まろうと苦心する。だが彼女は違った。安全な道を選ぶのではなく、より個性が試される荒野へと自ら飛び込んでいったのだ。