テレビ受像機の前に座ってリアルタイムで番組を観る人が減ったと言われて久しい。しかし、それは決して「ドラマ離れ」を意味しない。むしろ、視聴スタイルが極限まで多様化した結果と捉えるべきだ。
現在、業界内で重視されているのは、地上波の世帯・個人視聴率に、TVerなどの見逃し配信回数、そして各種サブスクリプション型配信プラットフォームの国内・海外再生時間を掛け合わせた総合スコアだ。この多元的な分析によって、従来の「静かな視聴者」だけでなく、熱量高く作品を熱狂的に推す層の動向が可視化されるようになった。数字の「質」が変わったのだ。