かつては地方の湯治場や一部の健康フリークが集まる隠れ家的な施設という印象が強かった酵素風呂。しかし、2026年現在、東京・南青山や代官山、大阪・中之島といった一等地を中心に、洗練された個室スタイルのサロンが急増している。
その背景にあるのは、24時間絶え間なく押し寄せるデジタル通知や情報処理による深刻な「脳疲労」だ。スマホを置く。無音または心地よい環境音の中で、ひのきと米ぬかの温もりに埋もれる。この完全なオフライン空間での「マインドフルネス温活」こそが、感度の高いクリエイターや経営者、働く女性たちの駆け込み寺となっている。