「男の子は、同世代の男同士だからこそ互いの失敗を笑い飛ばし、泥臭く切磋琢磨できる時間が必要なんです」。校舎の廊下ですれ違った教員が語った言葉が印象的だった。他人の目を過剰に気にすることなく、自分の「好き」や「得意」に没頭できる空間。それが保善の根底にある空気感だ。
思春期特有の複雑な感情を抱える時期に、過度な同調圧力から解放されるメリットは計り知れない。失敗を恐れずに新しいチャレンジへ飛び込む勇気は、こうした環境から醸成される。結果として、自己肯定感の高さと折れないメンタルを手に入れた生徒たちが、次々と社会へ羽ばたいている。