都心部のオフィス供給過多が取り沙汰される2026年、汐留エリアは大きな過渡期にある。
虎ノ門や麻布台など、次々と誕生する最先端の複合再開発地区。これら新興エリアに対する回答として、既存の超高層ビル群が乗り出したのは「空間の体験化」だった。単にデスクを並べるだけのオフィスは姿を消し、偶発的な対話やクリエイティビティを生み出す環境設計へとシフトしている。
特に注目すべきは、共用部やリフレッシュエリアの抜本的なアップデートだ。最新の音響設備や自然光を活かしたグリーンデザインを取り入れることで、在宅勤務では得られない「オフィスに通う必然性」を創出しようとする試みが急速に広がっている。