パパ活のコミュニティでは、露骨な表現を避けるための独特な符丁が発達してきた。お茶や食事のみを共にする「茶飯」、ドライブや買い物を楽しむ「半大人」、そしてホテルなどへ行くことを指す「大人」。これらの言葉は、当事者同士が直接的な交渉を避けつつ条件を擦り合わせるためのクッション材として機能している。
大ヒットした人気漫画『明日、私は誰かのカノジョ』でも克明に描かれたように、こうした用語は若年層の間に広く浸透した。心理的なハードルを下げる効果を持つ一方で、実態は生々しい身体の売買に他ならない。曖昧な言葉遣いに守られているような錯覚を覚えたまま足を踏み入れ、気づいたときには後戻りできない泥沼に足を取られる若者が後を絶たないのが現状だ。