サザエさんワールドを語る上で、視聴者の間で最も混同されやすいのが波野家と磯野家の血縁関係です。波野イクラの父親である波野ノリスケは、磯野波平の妹・なみえの息子にあたります。つまり、波平から見てノリスケは甥(おい)であり、サザエ・カツオ・ワカメの3兄妹とは「従兄弟(いとこ)」同士の関係にあたります。
この血筋を踏まえると、サザエの長男であるフグ田タラオ(タラちゃん)と、ノリスケの長男である波野イクラは、親同士が従兄弟の関係です。したがって、二人の正確な親族呼称は「はとこ(再従兄弟 / またいとこ)」となります。ネット上や日常会話では親しみを込めて「いとこ同士」と誤認されがちですが、法律上・民法上の区分では6親等の傍系血族に該当します。
公式プロフィールの設定において、いくらちゃんの年齢は1歳から1歳半前後(乳幼児)とされています。すでに三輪車を巧みに操り、自分の足で力強く歩行・疾走する描写が見られますが、言葉の獲得段階としては単語未満の喃語(なんご)や感情音節をベースとする発達段階に位置づけられています。3歳児として論理的な日常会話をこなすタラちゃんとの間には、発達心理学的に約1年半から2年の明確なギャップが設定されています。