松本明子といえば、芸能界屈指の「節約家」として有名だ。そのエピソードは枚挙にいとまがない。息子の下着を共用していた、お下がりを徹底的に使い倒す、水は極限まで節約するなど、テレビで語られるエピソードは視聴者を驚愕させてきた。こうした環境で育った龍介氏が、歪むことなく真っ当な金銭感覚を身につけたのは奇跡に近いと言われることもある。
だが、松本明子の節約は単なるケチではない。物に対する執着と愛情の裏返しでもある。息子に対しては、必要な教育費や本人が望む経験にはお金を惜しまなかったという。龍介氏は、母の極端な行動に呆れつつも、「物を大切にする」という本質的な価値観を自然と内面化していった。大学時代も、無駄遣いをせず、分相応な生活を送る堅実さが周囲から評価されていた。