実写ドラマの成否を握っていたのは、間違いなく主役のまる子を演じた歴代子役たちの存在感でした。約500人以上の激戦オーディションを勝ち抜いた彼女たちは、放送後にどのような人生を歩んでいるのでしょうか。
初代まる子役:森迫永依(もりさこ えい)の華麗なる転身
当時8歳でまる子を演じ、愛くるしい表情と達者な演技で日本中を虜にした森迫永依。彼女はその後、学業と芸能活動を見事に両立させました。上智大学に進学し、英語・中国語・韓国語・日本語の4か国語を操るマルチリンガルへと成長。ドラマ『3千円の使いかた』やNHK夜ドラ、バラエティ番組『呼び出し先生タナカ』でのインテリ枠出演など、知性派の実力派俳優として確固たる地位を築いています。インタビューでも「まる子ちゃんを演じた経験が、私の表現者としての原点」と語っており、今なおファンから愛され続けています。
2代目まる子役:伊藤綺夏(いとう あやか)の進路
2007年の連続ドラマ版で元気いっぱいのまる子を演じた伊藤綺夏。天真爛漫な笑顔で視聴者を癒やした彼女は、ドラマ出演後もCMや舞台などで活動を続けました。その後は学業に専念するために芸能界から距離を置き、現在は一般人として新たな道を歩んでいます。当時の関係者によると、現場でも非常に礼儀正しく、周囲を明るくするムードメーカーだったと語り継がれています。
3代目まる子役:信太真妃(しんた まき)の現在
2013年版でさくらももこ先生直々の指名も受けて抜擢された信太真妃。繊細な感情表現とまる子特有のシュールなモノローグを見事に体現しました。子役として数々のドラマやCMで実績を重ねた後、難関中学・高校への進学を機に学業を最優先し、芸能界を引退。現在は学問の道に励み、充実した学生生活を送っていることが伝えられています。
大ブレイクを果たした「お姉ちゃん役」蒔田彩珠の存在
特筆すべきは、2013年版でお姉ちゃん(さくらさきこ)を演じた蒔田彩珠です。是枝裕和監督に見出され、映画『朝が来る』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞、NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』など数々の名作に出演するトップ女優へと登り詰めました。まる子の実写版は、まさに未来の名女優を輩出した登竜門でもあったのです。