セブン&アイ元会長・鈴木敏文氏の息子の現在とは、どのような境地にあるのか。長男・康弘氏の経歴やグループ退任の裏側を経て辿り着いた最新の起業・デジタル戦略は、かつての親の庇護下を完全に脱し、自らの足で新たなビジネスエコシステムを構築する段階に達している。
敏文氏から受け継いだ「顧客視点の徹底」という経営イズム。そこに康弘氏自身が磨き上げた「先進テクノロジーの現場実装力」が融合することで、独自の経営手腕が発揮されている。カリスマの背中を追うフェーズは終わり、自らが産業界の変革を推し進める旗手として、その知られざる手腕の全貌が実像を結びつつある。