桂歌丸の知名度を決定づけたのは、日本テレビの『笑点』における大喜利コーナーでの活躍である。緑色の着物を身にまとい、ハゲネタや骨骨しい体形を逆手にとった自虐、そして共演者への鋭いツッコミで爆笑をかっさらった。2006年から司会者に就任すると、番組のテンポ感と品格を両立させる手腕を発揮した。
番組の歴史を語る上で欠かせないのが、五代目三遊亭圓楽との関係性だ。大喜利の席では丁々発止の罵り合いを繰り広げ、視聴者を大いに沸かせた二人だが、舞台裏では固い信頼関係で結ばれていた。流派や団体の垣根を越えて大衆演芸の発展を願う同志として、互いを深く尊敬し合っていたエピソードは、今も演芸ファンの語り草となっている。