馬喰町の歴史は、徳川家康が江戸幕府を開いた時代まで遡ります。かつてこの地には幕府の公用馬を育てる「馬喰(ばくろう)」たちが集まり、馬市が立てられていました。馬繋ぎ場としての役割を終えた明治以降、交通の要所であったこの場所には小間物や織物を扱う商人が自然発生的に集積し始めます。
関東大震災や太平洋戦争の戦火を乗り越え、戦後の高度経済成長期に「現金問屋街」として圧倒的な発展を遂げました。全国からバイヤーが集まり、現金と引き換えに仕入れた商品をトラックに詰め込んで持ち帰る。そのダイナミズムが、今の街の骨格を作りました。現在では「横山町奉仕会」を中心に、時代の変化に対応しながら日本のアパレル流通を支え続けています。