足首のトラブルで最も頻度が高い「前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)」の損傷、いわゆる内反捻挫に対するテーピング方法の標準プロトコルを整理します。スポーツ現場で信頼される足首捻挫のテーピング固定は、4つの基本手技の組み合わせで成り立っています。
すべての土台となるのが、くるぶしの指3本分ほど上に巻くアンカーテープです。ここを基点に、内くるぶしから踵(かかと)を通って外くるぶしへと引き上げるスターアップを2〜3本重ねて貼ります。足首が内側に倒れ込むのを防ぐため、「内側から外側へ引っ張り上げる」テンションのかけ方が極めて重要です。
仕上げとして、足首の底屈・背屈を制御するフィギュアエイト(8の字巻き)と、踵骨をがっちりホールドして回旋ブレを止めるヒールロックを連動させます。この複合固定を施すことで、足関節の横ブレと回旋ストレスを最小限に抑え、歩行や走行時の安定感を劇的に向上させます。