シーシェパードの本当の目的とは?寄付金ビジネスと組織分裂の真相

シーシェパードの本当の目的とは?寄付金ビジネスと組織分裂の真相

シーシェパードの本当の目的とは?寄付金ビジネスと組織分裂の真相について押さえておきたい 注意点を分かりやすく解説いたします。

シーシェパードの極端な行動原理を理解するには、創設者ポール・ワトソン容疑者の生い立ちと、彼が国際的環境団体「グリーンピース」を追放された歴史を振り返る必要があります。

1970年代初頭、グリーンピースの初期メンバーであったワトソン氏は、非暴力直接行動を原則とする同団体の創設理念と激しく衝突しました。カナダでのアザラシ猟妨害において、猟師の棍棒を奪って海に投げ捨てるなど暴力的な示威行動を独断で実行した結果、「非暴力の規律を乱す危険人物」として1977年に理事会から満場一致で除名・追放されました。

グリーンピースを追い出されたワトソン氏は同年、自らの理想を具現化する組織として「アースフォース(現シーシェパード)」を設立。「直接行動(ダイレクト・アクション)」を掲げ、環境保護のためなら他者の財産破壊や生命の危機を伴う攻撃も正当化するという歪んだ思想を確立していきます。

彼らが採用した手法は、以下のように国際法上も明白な犯罪行為の領域に達していました。

  • 船舶への意図的な体当たり:鋼鉄の補強船首を持つ船で相手船に衝突し、航行不能に追い込む。
  • 危険物の投擲:悪臭を放つ酪酸(腐敗臭を放つ化学物質)弾や発煙筒を日本船の甲板に投げ込み、乗組員に化学熱傷を負わせる。
  • スクリュー妨害:ロープやワイヤーを海中に展開し、相手船のスクリューに絡ませて遭難を誘発する。
  • レーザー照射:乗組員の視覚を奪う高出力グリーンレーザーの照射。

こうした手法に対し、米国連邦控訴裁判所は2013年、シーシェパードを明確に「海賊(Pirates)」と認定。法執行機関や安全保障の専門家からも「環境保護を口実にしたエコテロリズム組織」と断じられるに至りました。

前田 葵
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前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。