現役引退後のキャリアにおいて、元木氏の挑戦心を象徴するエピソードが、2010年に立ち上げたラーメン店「元福」の経営です。東京・御徒町や広尾に出店し、自ら厨房に立ってスープの開発に取り組むなど本格的な味を追求しました。
一時は行列ができるほどの人気を博したものの、飲食業界の厳しい競争や経営環境の変化に直面し、最終的には閉店という苦い挫折を味わうことになります。しかし、元木氏はこの失敗を隠すことなくバラエティ番組などで笑いに変え、自らの人生経験として昇華させました。
ビジネスの難しさを身をもって知った経験は、その後の指導者としての人間的な深みや、選手への精神的なアドバイスにも確実に生かされています。