危機管理コンサルティング業界の分析によれば、火に油を注ぐ結果となる典型的な謝罪失敗ケースには、共通するパターンが存在する。それは「状況にそぐわない安易な手土産の選定」と「受け手の感情を無視した機械的な対応」だ。
テレビや著書を通じてビジネスマナーの重要性を発信し続ける西出ひろ子氏は、不祥事やミスへの対応における「品物選びの整合性」を強調する。生ものや賞味期限の短い洋菓子、個包装されていないものは、相手方の社内で切り分ける手間を生じさせ、余計なストレスを与えてしまう。組織的なリスクマネジメントの観点からも、日持ちがし、相手の部署全体に行き渡る個包装の品を選ぶ配慮が欠かせない。