日本全国の主要都市には、吉原(東京)、金井町(川崎)、福原(神戸)、中洲(福岡)など、歴史的な経緯を経て形成された風俗街が存在する。しかし、関西屈指の人口を抱える京都市内を見渡しても、こうした店舗型バスポンプ施設、いわゆるソープランドの看板を見かけることはない。
理由は単純だ。営業許可を受けた店舗が存在しないからである。
かつて昭和の高度経済成長期には、日本全国で「トルコ風呂」と称された店舗型施設が急増した。だが京都においては、行政による厳しい立地規制と都市計画の網が早期から張り巡らされ、他地域のような大規模な風俗街の形成が阻まれた。結果として、現在に至るまで京都府内での営業実績はゼロに等しい状態が維持されている。