車内販売がないと知った乗客が次に頼ろうとするのが「飲料の自動販売機」です。しかし、ここに最大の罠が存在します。特急あずさの自動販売機の有無について、現在運用されているE353系車両には飲料自販機が1台も設置されていません。
旧型車両(E257系など)にはかつて自販機コーナーが設けられていましたが、現行のE353系では客室空間の快適性向上、手荷物置き場の拡充、多機能トイレの設置などにスペースが割り当てられ、自販機スペース自体が設計段階から削られています。
東海道新幹線や他社特急との設備比較を見ても、中央線特急の割り切りは際立っています。
このように、特急あずさは「車内で水分1滴すら買うことができない」環境となっています。夏場の熱中症予防や冬場の乾燥対策も含め、飲料水の事前確保は死活問題と言っても過言ではありません。