前述の落とし穴を鮮やかに回避するための最善策が、西立川駅からのアクセス詳細を把握し、移動ルートを最適化することです。JR中央線から立川駅でJR青梅線へ乗り換え、わずか1駅(約3分)に位置する「西立川駅」は、公園の西立川口とペデストリアンデッキで直結しています。改札を出てからわずか徒歩2分で有料ゲートを通過できるこの動線こそ、地元民が最優先で利用する「王道ルート」です。
西立川口から入場すれば、水生植物園やボート池、さらには春のチューリップで有名な「渓流広場」や広大な「みんなの原っぱ」へ最短距離でアクセスできます。重いピクニックグッズを携行するファミリー層や足腰に不安のあるシニア層にとって、西立川駅の利用は疲労度を半分以下に抑える決定的なアドバンテージとなります。
一方、マイカー利用者が把握しておくべき駐車場と混雑回避ルートの鉄則は、「立川口をあえて避ける」という選択です。公園には立川口(1,755台)、西立川口(345台)、砂川口(431台)という3箇所の主要駐車場が存在します。多くのナビゲーションは収容台数の多い立川口を案内しますが、ピーク時の午前中、最も早く満車となり周辺道路を麻痺させるのも立川口です。
混雑を回避するための裏ワザは、公園北側に位置する「砂川口駐車場」を目指すルートです。中央自動車道・国立府中ICから立川市街地を抜けるルートを避け、八王子ICまたは圏央道・日の出IC方面から北側のアプローチを使うことで、市街地の渋滞に巻き込まれる確率を大幅に低減できます。砂川口は「こもれびの里」や「花の丘」に隣接しており、秋のコスモス観賞や北側エリアの散策を主目的とする場合には極めて合理的です。ただし、立川昭和記念公園の混雑状況がピークに達する11月の紅葉期や4月の大型連休中は、全駐車場が午前10時30分までに満車となるため、午前8時30分の開園前着(ゲートオープン待ち)を狙うのが唯一絶対の防衛ラインです。