このブームを支えるもう一つの太い柱が、経済力を持った大人のコレクター層だ。昭和から平成にかけて一世を風靡した株式会社ロッテの「ビックリマン」チョコは、今や企業コラボやアニメタイアップの代名詞となり、大人が箱単位で買い占める「オトナ買い」の対象として定着している。
さらに、二次流通市場の存在がコレクション熱に拍車をかける。フリマアプリ大手のメルカリでは、イベント限定品やシークレット仕様のシールが高額で取引されるケースが日常茶飯事となった。「集める楽しみ」に加えて「資産性」や「希少価値」という概念が付与されたことで、シールは子どものホビーから大人の本格的な投資・収集対象へと変貌を遂げたのだ。