愛犬がぶどうを誤食した場合、症状は時間経過とともに段階的に悪化していきます。初期症状から重篤化までのタイムラインを把握しておくことが迅速な救命につながります。
誤食後2〜6時間程度で現れる最初のサインは、突然の嘔吐や下痢、激しい流涎(よだれ)、落ち着きのない様子です。胃の中にあるぶどうを排出しようとする生体反応ですが、毒素がすでに腸管から吸収され始めている合図でもあります。
その後、24〜48時間が経過すると急性腎不全の本格的な症状へと移行します。激しい元気消失や食欲不振、腹痛に加え、おしっこの量が極端に減る「乏尿(ぼうにょう)」や、まったく出なくなる「無尿(むにょう)」状態に陥ります。一度破壊された腎臓組織は再生が困難であり、無尿期に入ると救命率は著しく低下します。