結論から言えば、100均で手に入る専用工具は十分に実用レベルに達している。株式会社大創産業(DAISO)や株式会社セリア(Seria)の工具コーナーには、金属製の穴あけポンチ(ベルトポンチ)が各種サイズ(2mm〜7mm程度)でラインナップされている。金槌で上から叩くだけで綺麗に円形の穴が貫通する仕組みだ。
検証データによると、厚さ3mm程度の一般的な牛革ベルトであれば、適切な力加減で数回叩くだけで素直に穴が開く。切れ味に関しても、ワンコインとは思えない精度の高さを誇る。ただし、薄い合皮や繊維が密なコードバン素材の場合、ポンチの先端を垂直に固定しないと断面が毛羽立つケースもあるため注意が必要だ。
万が一、専用ポンチが売り切れていた場合の「代替ツール」としては、スクリューポンチや精密ドリル、あるいはドライバーセットに含まれる千枚通し状のツールが挙げられる。しかし、千枚通しなどで無理に穴を押し広げると、革の繊維が歪んで亀裂の原因になる。綺麗な円形を維持し長持ちさせるためには、やはり回転させて削るタイプのツールか、打撃式の穴あけポンチ(ベルトポンチ)を選択するのが最も安全なアプローチだ。