夜間や休日など、すぐに医療機関を受診できない状況では市販薬(OTC医薬品)を活用した初期対応が有効です。ただし、ドラッグストアに並ぶ「総合感冒薬」を無目的に選ぶのは推奨されません。喉の痛みに特化した成分を見極めることが大切です。
喉の激痛と熱を抑えるための中心となるのは解熱鎮痛薬(NSAIDsやアセトアミノフェン)です。
- イブプロフェン / ロキソプロフェン:抗炎症作用が高く、喉の強い腫れと痛みを素早く鎮めるのに適しています(胃腸障害を防ぐため、必ず食後に多めの水で服用してください)。
- アセトアミノフェン:胃腸への負担が極めて少なく、子どもや妊娠中の方、高齢者でも比較的安全に使用できます。炎症を抑える力はNSAIDsよりやや穏やかですが、解熱と中枢性の鎮痛効果に優れています。
- トラネキサム酸:炎症を引き起こすプラスミンの働きを抑え、喉の粘膜の腫れを鎮める抗炎症成分です。解熱鎮痛薬と併用されることが多く、喉の痛みに直接アプローチします。
- アズレンスルホン酸ナトリウム水和物(トローチ・スプレー):患部に直接届き、粘膜の修復を促します。ポビドンヨード系のうがい薬は殺菌力が強い反面、正常な常在菌まで破壊して粘膜を刺激することがあるため、痛みが激しい急性期はアズレン系やセチルピリジニウム塩化物水和物(CPC)配合のものが適しています。