「肺に入れない」は本当に安全?タバコをふかす危険性と銀幕の嘘

「肺に入れない」は本当に安全?タバコをふかす危険性と銀幕の嘘

「肺に入れない」は本当に安全?タバコをふかす危険性と銀幕の嘘に関するポイントを分かりやすくまとめました。詳細な解説をご確認ください。

詳細を見る

煙を肺に吸い込まなければ安全だという言説は、医学的には完全なまやかしに過ぎない。口腔粘膜は極めてデリケートで吸収性が高く、煙に含まれる無数の発がん性物質やタール、高濃度のニコチンをダイレクトに吸収してしまうからだ。

肺がんのリスクがわずかに低減したとしても、その代償として跳ね上がるのが口腔がん、舌がん、咽頭がん、そして重篤な歯周病のリスクである。煙が口腔内に滞留する時間は、深く吸い込む場合よりもむしろ長くなるケースすらある。歯肉の血流は阻害され、組織の壊死や歯槽骨の吸収が静かに進行する。鏡を覗いたときには気付かない微細な粘膜の変性が、取り返しのつかない病変へと発展する例は枚挙にいとまがない。

佐々木 一輝
Author

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。