難治性がんや高度な手術を求めて、かつては多くの患者が都心の大学病院やがん専門センターへと流れていた。だが、その潮流は確実に変わりつつある。
地域がん診療連携拠点病院である同院では、手術支援ロボットを用いた低侵襲手術が消化器外科、泌尿器科、婦人科などで日常的に実施されている。出血量を抑え、術後の早期社会復帰を可能にする低侵襲アプローチは、高齢患者の身体的負担を著しく軽減させた。「都内まで通う体力を考えれば、地元で最高水準の手術を受けられるのは本当に心強い」。前立腺がんの手術を終えた70代の男性患者は力強く語った。