ネット検索では「はるな愛 タイ手術」というキーワードが頻繁に浮上します。そのため、「はるな愛はタイに渡航して性別適合手術を受けた」と誤解している読者も少なくありません。しかし、時系列を厳密に整理すると、彼女が根本的な性別適合手術(陰茎切除・睾丸摘出・造膣術など)を受けた場所はタイではなく日本国内の和田外科です。
では、なぜこれほど強固に「タイ手術」というイメージが定着したのでしょうか。理由は大きく2点存在します。1つは、2009年にタイ・パタヤで開催された世界大会「ミス・インターナショナル・クイーン」でグランプリを射止め、タイのトランスジェンダーコミュニティや現地医療との深い結びつきがメディアで大きく報じられたこと。もう1つは、その後にタイの先進的なジェンダー美容医療クリニックで、より自然な美しさを追求するための修正施術やアンチエイジング治療、豊胸のメンテナンスを重ねていた経緯が断片的に混同されたためです。
当時の手術費用についても、多額のコストが投じられています。健康保険が一切適用されない自由診療下で、19歳の彼女が水商売やアルバイトで身を削って工面した資金の内訳と、現在の医療水準における費用相場を比較したデータが以下となります。