では、バナナに含まれる栄養素を最も効率よく身体に吸収させるには、いつ食べるのが正解なのだろうか。一般的には「朝食のバナナ」が定番とされるが、医学論文データベースのPubMedに蓄積された最新のクロノバイオロジー(時間生理学)研究は、意外な事実を示している。
カリウムの腸管吸収と腎臓での再吸収リズムは、夕方から夜間にかけて活性化する傾向が強い。特に、夕食前や夜のくつろぎの時間帯にバナナを摂取することで、睡眠中の血中カリウム濃度が安定し、翌朝の顔や脚のむくみ(浮腫)が大幅に軽減されることが臨床データから判明してきた。さらに、クエン酸を含む無糖ヨグルトやキウイと一緒に摂ると、腸内のイオン輸送体が刺激され、カリウムの細胞内への取り込み効率が飛躍的に高まる。朝のエネルギー補給だけでなく、「夜のむくみケア」という新たな食べ方が理にかなっているわけだ。