有権者の間で最も大きな疑問となったのが、「そもそも桜井MIU氏は立候補していないのに、誰の枠を使ってポスターを貼ったのか」という点でした。この舞台裏には、候補者として出馬していた河合ゆうすけ氏(ジョーカー議員と投票率を上げる会)と、NHK党が主導した「掲示板ジャック」スキームが深く関わっていました。
当時の選挙戦では、寄付金や協賛金を出せば候補者の掲示枠に任意のポスターを貼ることができるという、法律の抜け穴を突いた枠貸しビジネスが横行していました。関係者の証言や本人が後に語った真相によると、河合氏サイドから話題作りや知名度向上を持ちかけられた桜井MIU氏側がこれに合流。自身の知名度アップを狙ったPR戦略として、河合氏の候補者枠に自身のグラビア写真を掲載することに同意したとされています。
しかし、この手法は「候補者本人の選挙運動のためにポスターを掲示する」という公職選挙法の根本的な精神を根底から覆すものでした。政治的主張や公約は一切記載されておらず、本人のファンクラブや有料コンテンツへ誘導する動線が仕組まれていたことから、選挙掲示板の「商業広告看板化」としてメディアから一斉に指弾される結果となりました。