最短で腕を太くするための王道は、筋肉が力を発揮するポジション(収縮位・中間位・伸展位)ごとに刺激を撃ち分けることだ。日本を代表するボディビルダーであり理論派指導者として知られる山本義徳氏が提唱する種目構成のように、負荷の抜けやすいポイントを補い合うメニュー構築が劇的な筋肥大を引き起こす。
上腕二頭筋に対しては、高重量を扱えるバーベルカール(ミッドレンジ)を主軸にしつつ、腕が後方に引かれた状態で強烈なストレッチをかけるインクラインダンベルカール、そして肘を固定してピーク収縮を狙うコンセントレーションカールを組み合わせる。一方の上腕三頭筋には、ナローベンチプレスやディップスで全体に高重量を浴びせた後、頭上に肘を上げるオーバーヘッドエクステンションで長頭を限界まで伸ばし切る。この多角的な刺激が、筋線維の奥深くまで成長シグナルを送り込む。