一口に仮装と言っても、そのスタイルは大きく二極化している。私服を巧みに組み合わせてキャラクターの色彩やシルエットを表現する「ディズニーバウンド」は、初心者や若い世代を中心に日常の延長として定着した。過度な着替えの手間がなく、アトラクションを全力で楽しめる気軽さが支持されている。
一方で、生地の質感をミリ単位で再現し、特殊メイクやウィッグのカットに何カ月も費やす「完全再現派」の情熱もとどまることを知らない。最近では、マニアックな短編映画のキャラクターや、パークの過去のショー・パレードに登場したダンサー衣装を再現する層も目立つ。時代の変化とともに、個々のディズニー愛を表現するベクトルはどこまでも広がっている。