この現象は、既存の料理メディアやテレビ番組も見逃していない。長年日本の家庭料理を見つめてきたNHKの『きょうの料理』や、カジュアルな週末料理を提案する『男子ごはん』などでも、バターを取り入れた新しい汁物や鍋の提案が相次ぐ。
かつての日本料理においては、動物性油脂を鍋の出汁に直接溶かす手法は邪道と見なされることもあった。しかし今、DELISH KITCHENなどのデジタルメディアを通じて、伝統的な和風出汁と洋のコクを融合させるハイブリッドなアプローチが、若い世代だけでなく幅広い層に受容されている。