1983年から1984年にかけてTBSテレビ系で放送された本作は、過剰なまでのドラマチックな演出と大げさなセリフ回しで視聴者の心を掴んだ。手掛けたのは、数々の名作を世に送り出した大映テレビだ。リアリティよりも感情の爆発を優先する独創的なスタイルの最高峰として、昭和テレビドラマの歴史に金字塔を打ち建てた。
「ドジでマヌケな亀」という自己否定的なフレーズや、大げさな大名口調のようなナレーションは当時の流行語となり、学校や職場でも大流行した。洗練されたスタイルと過剰なメロドラマの融合こそが、今なお色あせない熱量の源泉である。