大学卒業後、一度は一般企業に就職したものの、「国を動かす現場に身を置きたい」という思いは消えなかった。縁をたどり、衆議院議員であった小此木彦三郎氏の秘書に就任する。ここから11年間に及ぶ、徹底した現場叩き上げの修行が始まった。
地元・横浜の路地裏を歩き回り、市民の一声ひと声に耳を傾ける「ドブ板選挙」の現場。名刺配りからカバン持ち、冠婚葬祭の手配まで、一切の雑用を完璧にこなした。小此木秘書として培った人間関係と、自由民主党の泥臭い選挙戦術のノウハウこそが、後に「影の権力者」と呼ばれる彼の政治的骨格を作り上げたのだ。