児玉修治の陶器は、大切に使い込むことで時間とともに味わいを増していく。経年変化(エイジング)を愉しむのも、こうしたクラフト作品ならではの醍醐味である。
使用前の「目止め」の手順
マットな釉薬や貫入(表面の細かいヒビ模様)がある器は、使い始めに「目止め」を行うと染み込みを防ぎやすくなる。
- 鍋に器と、器が隠れる程度の米のとぎ汁(または水に小さじ1の小麦粉を混ぜたもの)を入れる。
- 弱火で15〜20分ほど煮沸し、そのまま冷めるまで放置する。
- 水洗いし、しっかりと乾燥させる。
この工程を経ることで、米のデンプン質が素地の隙間を埋め、料理の油分や色の濃い調味料(醤油、ワイン、カレーなど)によるシミを軽減できる。
日常の扱いと保管のポイント
使用後は長時間汚れを放置せず、中性洗剤と柔らかいスポンジで優しく洗うことが推奨される。電子レンジの使用可否は作品の釉薬(金属系釉薬を含むものは不可)によるため、購入時の注意書きを確認してほしい。完全に乾かしてから収納することで、カビや嫌な匂いの発生を防ぐことができる。