Q1:財閥と企業集団(グループ)の決定的な違いは何ですか?
A1:戦前の「財閥」は創業家(同族)が持株会社を通じて各社を絶対的な資本でピラミッド支配していました。一方、現在の「企業集団」には持株会社や同族支配は存在せず、独立した上場企業同士が社長会や歴史的な繋がりを通じて緩やかに連携しているフラットなアライアンス関係です。
Q2:財閥解体されたのに、なぜ今も三菱や三井という社名やロゴマークが使えるのですか?
A2:GHQの占領下では商号やマークの使用が禁止されていましたが、1952年のサンフランシスコ平和条約発効に伴い占領政策が終了し、商号・商標の使用制限が解除されたためです。各社はブランド価値の高さを再認識し、旧来の屋号を復活させました。
Q3:現在の「日本三大財閥」の序列トップはどこですか?
A3:時価総額合計、主要企業の売上高、産業の網羅性において、現在も「三菱グループ」が総合トップの座を維持しています。ただし、商業・不動産分野の収益性では三井グループ、素材・金融の資本効率では住友グループが上回る分野も多く、単純な一強ではなく各分野で高度な競争が行われています。
Q4:財閥の「社長会」ではどのようなことが話し合われているのですか?
A4:三菱の「金曜会」や三井の「二木会」、住友の「白水会」などは月1〜2回程度開催されますが、独占禁止法に抵触するような経営指示や価格決定は一切行われません。主な議題はグループ共通の社会貢献活動(財団運営など)、ブランドロゴの管理、親睦を深めるための時事問題・情勢懇談です。