日本の犬の平均寿命は15歳を超え、人間の高齢化と歩調を合わせるようにペットの老齢化が進んでいる。これに伴い、従来の「走らせる」ための施設から「リハビリと刺激を与える」施設へのシフトが顕著だ。
横浜市内の施設では、関節への負担を極限まで減らした関節保護クッションマットや、筋力が衰えた犬でも登れる低段差スロープを設置。さらに、視力が低下したシニア犬でも迷わないコントラスト配色のコース設計が施されている。「歩けなくなった愛犬が、ここでは嬉しそうに足を動かす」と涙ぐむ飼い主の姿もあった。高齢化社会における生活の質向上は、人間だけに向けられたものではない。