事件発生直後からメディアの追跡を逃れるように姿を消した母親ですが、2026年現在の居場所については、奈良県外にある親族宅や関係先を極秘裏に転々とする生活を余儀なくされています。一時は大阪府内の親族宅に身を寄せていたことが確認されていましたが、過熱する報道陣の取材攻勢や世間からの厳しい視線を避けるため、公の場に姿を現すことは一切ありません。
近隣住民や親族関係者の証言によると、現在の生活は極めて閉鎖的であり、日用品の買い出しなどを除けば日中に外出することはほとんどない状況です。経済的な基盤を完全に失っているため、生活費の工面は一部の親族による限定的な支援に依存しているとみられます。
読者の最大の関心事である「旧統一教会との現在の関係」について、教団側は事件後、「現在は礼拝等への定期的な参加は確認されていない」といった趣旨の説明を繰り返してきました。しかし、支援者や親族の証言を突き合わせると、脱会届を正式に提出したわけではなく、教団への信仰そのものを完全に捨て去った兆候は見られないのが冷厳な事実です。教理に救いを求めた過去の執着から精神的に脱却することは極めて困難であり、孤立を深めるなかでいまなお内面的には教えにすがっている可能性が極めて高いと分析されています。
一方、拘置所に身を置く息子・山上徹也との接見状況はどうなっているのでしょうか。弁護団関係者の情報によると、山上被告側は母親との直接面会を一貫して拒否し続けています。母親側から差し入れや手紙の打診がなされた時期もありましたが、家族を崩壊へ追い込んだ元凶に対する被告の心理的断絶は決定的なままであり、肉親としての対話は事件から数年が経過した現在も完全に途絶えています。