『真犯人フラグ』の真相を理解する上で欠かせないのが、「事件はひとりの犯人が起こしたものではなく、3つの独立した事件が同日同時刻に重なって起きた偶発的な大事故」という点です。最新の相関図を整理すると、以下の3つの線が絡み合っていたことが分かります。
① 篤斗の誘拐(木幡由実/バタコ事件)
宗教団体「かがやきの世界」の信者である木幡由実(香里奈)が、過去に事故死した実の息子・圭樹の面影を篤斗に重ね、洗脳して我が子にしようと単独で拉致・監禁しました。冷凍便で遺体を装って送りつけられた遺骨も、バタコによる狂気の所業でした。
② 光莉の失踪(橘一星と本木陽香の狂言誘拐)
凌介の娘・光莉(原菜乃華)は、家族の空気感や父親の優柔不断さに息苦しさを感じており、恋人であるITベンチャー社長・橘一星(佐野勇斗)に相談。一星は光莉を救う名目で「狂言誘拐」を企てました。しかし、一星に異常な執着を持つ本木陽香(生見愛瑠)が暴走し、光莉を本当に監禁して動画を拡散させる事態へと発展しました。
③ 真帆の失踪と殺害(河村俊夫の凶行)
子どもたちが消えてパニックになった真帆は河村に助けを求め、河村の元へ向かった結果、前述の通り殺害されてしまいました。
凌介の視点からは「家族3人が同時に消えたひとつの凶悪事件」に見えましたが、実際には「バタコの暴走」「光莉の家出・狂言」「河村の殺人」が奇跡的な悪意の連鎖で重なったことが、全話を通じた謎の複雑化を招いた最大の原因でした。