なぜ世界企業の大型出展がこれほどまでに相次ぐのか。その答えは、日本の他の展示施設にはない「常設保税展示場」の機能に隠されている。海外から持ち込まれる高額な試作機や最先端の精密機械、美術品などを関税未納のまま展示・実演できる特別な仕組みだ。
複雑な通関手続きや一時的な税金の立て替え負担を劇的に削減できるこの制度は、海外事業者にとって圧倒的なメリットとなる。国際物流のスピードが問われる現代、フライトから降ろした機材をそのまま数時間後には会場に並べられる。これが、アジアのMICE市場における決定的な勝因となった。