2000年代後半から2010年代にかけて、日本のアイドルソングの概念を根底から塗り替えたのが「選抜総選挙」というドラマだ。その熱量を中心で支えていたのが、不動のセンターと称された前田敦子と、圧倒的なパフォーマンスで群衆を魅了した大島優子の存在にほかならない。
特に大島がセンターを務めた『ヘビーローテーション』は、カラオケランキングで前人未到の連続首位記録を打ち立てた伝説的一曲だ。華やかでポップなランジェリー風の衣装や、疾走感あふれるバンドサウンドは当時のポップスシーンに強い衝撃を与えた。前田の切なくも力強い歌声が響く『フライングゲット』や『ポニーテールとシュシュ』など、センター誕生の舞台裏には常にファンとの深い絆と凄まじい真剣勝負が存在していたのだ。