akb49 rawという検索が生まれる背景には、いくつかの理由がある。ひとつは、海外の読者が翻訳版ではなく日本語版を読みたいという需要だ。日本語学習者の中には、漫画を使って自然な会話表現や語彙を学ぶ人もいる。翻訳では消えてしまう言い回し、敬語、方言、芸能界特有の言葉を確認したいという動機は理解できる。
別の理由として、配信状況のわかりにくさがある。連載終了から時間が経った作品は、新刊のように大きく宣伝されることが少ない。どの電子書籍サービスで読めるのか、紙の単行本は手に入るのか、海外から購入できるのかを調べる途中で「raw」という言葉にたどり着く人もいる。
また、AKB48の歴史を振り返る文脈で作品を探す人もいる。『AKB49〜恋愛禁止条例〜』は、AKB48が社会現象として大きな注目を集めていた時代の空気を含んでいる。グループのファンだけでなく、2010年代の日本のアイドル文化を知りたい人にとっても、参考になる娯楽作品だ。