新橋駅烏森口からアクセスする場合、烏森通りを西に進み、赤レンガ通りを南に折れるルートが一般的な動線となります。徒歩にしてわずか4〜6分程度ですが、新橋2丁目や3丁目に広がる大衆酒場街の熱狂から一歩足を踏み入れると、4丁目周辺では中層オフィスビルやクリニック、マンションが整然と並ぶ落ち着いた景観へと切り替わります。
このエリアの最大の特徴は、「昼のビジネス街」と「夜の隠れ家グルメ街」という2つの顔を併せ持つ点にあります。平日昼間は近隣のIT・金融・士業関係者でランチ需要がピークを迎える一方、夕刻を過ぎると路地裏の灯台のように個性的な飲食店に明かりが灯ります。かつて江戸時代には武家屋敷が立ち並び、戦後の闇市から昭和の高度経済成長期を経て「サラリーマンの街」へと発展した新橋4丁目の歴史は、今なおビル群の隙間に残る細い路地や老舗の佇まいにその息づかいを感じ取ることができます。