これからアリアを聴いてみたい初心者には、まず以下の代表例から入るのが王道だ。いずれもYouTubeやApple Music、Spotifyなどの定額制配信で容易にアクセスできる。
- 『誰も寝てはならぬ』(プッチーニ作曲/歌劇『トゥーランドット』)──テノールの高音が爆発する、アリアの代名詞的存在。
- 『女心の歌』(ヴェルディ作曲/歌劇『リゴレット』)──軽やかなワルツ調で、男性歌手の力量が試される。
- 『夜の女王のアリア』(モーツァルト作曲/歌劇『魔笛』)──コロラトゥーラ・ソプラノの技巧が光る超難曲。
- 『私のお父さん』(プッチーニ作曲/歌劇『ジャンニ・スキッキ』)──父への想いを切々と歌う、初心者にも親しみやすい旋律。
- 『ハバネラ』(ビゼー作曲/歌劇『カルメン』)──アリアというよりは歌い出しの踊り歌だが、代表的な独唱曲として頻繁に取り上げられる。
作曲家で言えば、モーツァルト、ヴェルディ、プッチーニ、ヘンデル、ロッシーニ、ドニゼッティ、ワーグナーらがアリアの名手として知られる。ワーグナーは「アリア」という言葉を避け「楽劇」のなかで無限旋律を追求したが、結果として『タンホイザー』の「夕星の歌」のような独唱曲を残している。