家庭内でアース線の接続が最も強く求められる代表格が、電子レンジと洗濯機だ。どちらも水気や湿気が近くに存在し、水分の伝導性によって漏電時の危険度が跳ね上がる。正しい設置手順を踏むことが、悲劇的な事故を防ぐ第一歩だ。
アース端子には大きく分けて「ネジ留めタイプ」と「ワンタッチ(押し込み)タイプ」の2種類がある。ネジ留め式の場合は、まずコンセントのカバーを開け、プラスドライバーで固定ネジを少し緩める。芯線を約1センチほど剥き出しにしたアース線をネジの軸に巻き付け、時計回りにしっかり締め直す。金属線が露出して他の部分に触れないよう、絶縁カバーを元通り閉めるのが鉄則だ。
一方、近年主流となっているワンタッチ式であれば作業はさらにシンプルだ。保護カバーを開け、レバーを押し下げた状態でアース線の先端を穴の奥まで確実に挿し込み、レバーを戻して軽く引っ張り、抜けないことを確認するだけで完了する。たったこれだけの作業で、濡れた手で家電に触れた際のリスクは激減する。