柳井の夏を象徴する「金魚ちょうちん」は、愛らしい表情と鮮烈な赤色が目を引く伝統工芸品だ。竹ひごの骨組みに和紙を貼り、職人が筆を入れる金魚たちは、街の誇りそのものと言える。
しかし、2026年の柳井は夏だけの祭り町にとどまらない。白壁の路地を幻想的な光で包み込む通年型のアート展示「金魚ライトアップナイト」が大きな反響を呼んでいる。
環境センサーと連動したスマート照明が、瀬戸内の夜風や人の往来に反応して光の揺らぎを創出する。暗がりの中に浮かび上がる赤い金魚群がゆらゆらと泳ぐ光景は、圧巻の一言。SNSを通じて世界中に拡散し、「古さと先進性の奇跡的な同居」と絶賛を集めている。