今井俊輔の輝かしいキャリアを語る上で欠かせないのが、日本における音楽教育の最高峰である東京芸術大学での学びだ。同大学の声楽科を卒業し、同大学院を修了した彼は、在学中からその並外れた声量と表現力で異彩を放っていた。
本格的な声楽の技術を叩き込んだ彼は、数々の名作オペラに出演。イタリア・オペラを中心とするダイナミックかつ繊細なアリアの解釈は、クラシック音楽界の専門家からも高く評価されている。彼の真骨頂は、劇中の登場人物の情念を観客の胸に直接叩きつけるような情熱的な歌唱だ。卓越した技術に裏打ちされた歌声は、音楽業界全体に強いインパクトを与え続けている。