千種店の閉館が発表された当時、SNSやネット掲示板には閉店を惜しむ膨大な投稿が寄せられました。「学生時代の打ち上げはいつもここだった」「終電を逃した後の定番スポットが消えてしまった」といった個人的な思い出が語られ、単なる商業施設の枠を超えていたことが伝わります。
都市社会学において、家庭(第1の場)でも職場・学校(第2の場)でもない、気兼ねなく心地よく過ごせる場所を「サードプレイス」と呼びます。深夜営業を行い、気軽に身体を動かしたりゲームに興じたりできるラウンドワン千種店は、まさに名古屋東部エリアの若者にとって貴重なサードプレイスとして機能していました。
近隣のボウリング場やアミューズメント施設が軒並み姿を消す中、同店の撤退は千種・今池・新栄エリアの夜間レジャーの選択肢を狭める結果となり、コミュニティ空間の消失という側面からも影響を残しています。